Blu-ray Disc 輸入盤

交響曲第3番、第4番 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
719204
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


マーラー:交響曲第3番、第4番
パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による全集シリーズ第2弾! ヤルヴィが最も愛着を持つという第3番、卓越した手腕が光る第4番


「C-major」レーベルよりパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルスの第2弾。ラインガウ音楽祭でのライヴ収録で、以前音楽祭のサイトでPAL方式のDVDが出回っていましたが、リージョン・オールのブルーレイ盤、さらにヤルヴィが語るマーラーの交響曲各作品についてのボーナス映像も付いた嬉しいシリーズ。ラインガウ音楽祭は、1988 年からドイツ・ヘッセン州のヴィースバーデンのライン河畔の小さな街ラインガウで毎夏行われています。中世からワイン造りが盛んな地域で、収録されているクロスター・エバーバッハという修道院も、現在はワインの醸造所として使われています。
 本盤に収録されているは、第3番と第4番の交響曲。ヤルヴィのマーラーは第1弾の第1番&第2番でも聴かれたとおり、複雑な構造を持つマーラーの交響曲を明晰に描き出します。第3番の交響曲は、演奏時間100分、編成も大掛かり、合唱、アルト・ソロなど声楽陣も贅沢に使います。作曲されたのはオーストリア州アッター湖畔のシュタインバッハの別荘で、作品にも雄大な景色と自然を連想させるものがあります。ヤルヴィはボーナス映像の中で「第3番はマーラーの交響曲の中で最も好きな作品です。私の心の揺り動かす何かがあります。」と語っています。ヤルヴィは長大なこの作品を実に見通しよくすっきりとまとめ上げています。ヤルヴィが特に気に入っているという第3楽章の中間部ポストホルンが出てくる部分では、首席奏者のバラズ・ネメスが印象的に素朴に親しみ深く演奏しています。
 一方50分程度というマーラーの中では短い第4番。楽譜に書かれているものを効果的に表現しようとしているヤルヴィの音楽作りが鮮明に出ており、変則的調弦を用いた通称「死神のヴァイオリン」やソプラノのソロなどマーラーの音楽を完全に自分のものにしています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第3番ニ短調

 ヴァルトラウト・マイアー(メゾ・ソプラノ)
 ライプツィヒMDR放送合唱団
 リンブルク大聖堂合唱隊
 収録時期:2007年6月23,24日(第3番)

● マーラー:交響曲第4番ト長調

 ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
 収録時期:2008年6月28,29日

 フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 収録場所:クロスター・エバーバッハ修道院(ラインガウ音楽祭ライヴ)
 映像監督:ミケーレ・チニセルリ

● 特典映像:パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第3番、第4番)
 (言語:英、字幕:独韓日)

 収録時間:本編195分、特典20分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:DTS-HD MA 5.1、PCMステレオ
 本編字幕:独英仏西中韓日
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

ユーザーレビュー

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3番はともかく、まさか4番までエーベルバッ...

投稿日:2015/04/04 (土)

3番はともかく、まさか4番までエーベルバッハ修道院で収録するとは思わなかったが、すこぶる世俗的な「愛が私に語るもの」(作曲者自身は「神の愛」とか何とか言っているが、カムフラージュに過ぎないと思う)や(ヤルヴィ自身も言う通り、子供が語るという設定によって隠蔽されているが)キリスト教に対する悪意ありありの「天上の生活」が聖堂内で奏でられるというアイロニーはなかなか捨てがたい。ただし、指揮者はポリフォニックな線の絡み合いを克明に表出しようというアプローチをとっているので、残響の長い響きは逆効果ではある。3番はヤルヴィ自身「好きな作品」と言う通り、全曲録画最初の収録作品。そんなにきわだった特徴のある演奏ではないにもかかわらず、非常に聴き応えがあるのは、個々の楽想が和声の変転も含めて、適切なテンポで明晰に描かれているせいだろうか。やや速めの終楽章は、この指揮者らしからぬ「熱い」演奏。私はこの楽章、第4楽章のニーチェの歌詞の内容を純粋器楽で描いたものだと思うが、「苦痛」と「快楽」の永遠の繰り返しがまことに迫真的だ。4番はその次の収録作品。コンサートホールでの収録でないために、精妙さではインバル/都響に及ばないし、弦のグリッサンドもそれほど律儀にはやらないが、やはり勘どころは外さない。第3楽章は逆に遅めのテンポで「冷たい」音楽だが、終盤のクライマックスの作り方は実にうまい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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